東京喰種 人間とグールがいる世界 ~切ない悲劇の主人公~
人間とグール
「東京グール」というアニメをみました。
このアニメはどんなアニメかと一言でいえば「悲劇だ!そしてなんだか切ない、、」と感じました。
ストーリーは人間を食べるグールという種族がこの世界にいて、見た目は人間と同じなんですが人間を食べることでしか空腹を満たせない生き物で、そのグールと人間の世界を描いたアニメです。
悲劇だと感じたのは、主人公の金木が予想外の事故で人間からグールになってしまうからです。
いままでハンバーグやサンドイッチなど美味しいものを食べていたのに、事故以来、それらを口にすると不味くて吐いてしまう。
人間を食べることでしか空腹を満たせなくなってしまったのです。コーヒーだけはグールでも美味しく感じるのに気づき沢山飲むが、空腹は収まらず理性を失いかけた時、ある女性に助けられます。
彼女もグールであり、結局、その子が働くカフェで働き、自分の居場所になっていきます。
恐れと切なさ
グールとして生きていくと多くのグールと関わりはじめ、グールを悪だと決めつけている人間の組織と戦う中で金木は疑問を感じます。
「人間を食べることでしか生きれない体なのに、それが悪というのは間違っている」
グールにも感情はある、家族もいる、それに見向きもせずただ殺し合うのは間違っている。
人間からグールになったことで、両方の気持ちを理解し、伝えることが出来るのは自分だけだと気づいたのです。
なのに、このままだと人間の友達も、グールの仲間も皆このままでは失ってしまう、だから強くなろうとします。
このまま金木は人間とグールが共存できる世界を作れるのか、それとも仲間や友達を失い続けるのか、結末は誰にも分からない。